東の青から

東の青から

わくわくする方へ。国内留学中。

ここに来た理由

またまたお久しぶり投稿。

 

最後の投稿から4ヶ月ぶりとなってしまいましたが、ついに私が大学卒業後、今の進路に至った理由を赤裸々に語ろうと思います。本邦初公開。とくとご覧あれ。

 

前回の記事名にあったように、私は途上国の農村リーダー達と、自給自足生活をしています。

10カ国以上、50人以上のコミュニティ。

 

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 なぜここで暮らすことにしたのか、主な理由は2つあります。

 

 

①開発と農業を学びたいと思った

 


 国際開発にはじめて興味を持ったきっかけは、中学校の道徳の授業で「ブータンの農業の父」と呼ばれる西岡京治さんという方の活動を学んだことでした。

 

ja.wikipedia.org

 

その時に青年海外協力隊についても知りました。

海外に赴き、自分の能力を生かして現地の人々の助けになる日本人がいるということに心が弾み、いつか自分も参加したいと思ったことを覚えています。

 

高校に入ると部活動の他に、国際理解に関する弁論大会や平和についての講演イベントなどに参加していく中で、国際関係や国際協力といった分野に関心が高まっていきました。

 

そして大学では開発経済を学ぶゼミナールで勉強し、将来自分がどのような方法で仕事として国際協力にアプローチできるかを模索していました。

そのゼミナールでゲストスピーカーとして何回か、JICAやNGO、開発コンサルタントといった国際協力分野で働いている方々が来校し、個人的にお話をする機会がありました。

国内外で活躍しているどの方も、英語でコミュニケーションを取る力はもちろんのこと、経済や公衆衛生、統計調査など何らかの専門性を持つべきと話していました。また、その上でその専門性を生かして何年もの実務経験を様々な現場で積んでいる事がわかりました。

 

では、自分はどのような専門性を身に着けていきたいかと考えたときに、思い浮かんだのが農業でした。


元々私の祖父が退職後に小さな畑をやっていて、自然や虫、土いじりなどが幼少期から好きでした。田植えやさつまいも掘りなどをする中で、徐々に自分が食べるものを作り育てることの楽しさを知りました。

 

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大学では、ゼミナールの研究プロジェクトで環境教育をテーマに活動し、自然破壊について学んでいました。そのため、自然を守り環境を破壊しない持続可能な農業について、理論だけでなく実践的に学びたいと考えていました。

 

就職活動の時期が近づくにつれ、農業大学校や地域おこし協力隊などの進路もいくつか検討しましたが、単に日本の農業のみを学ぶだけでなく、開発途上国での問題など、国際的なことにも常に意識をおいておきたいという思いがありました。


そのようなときに、先輩の青年海外協力隊員の方から今暮らしている場所のことを聞き、実際に訪れ、農薬や化学肥料、除草剤をつかわない自然の摂理に沿った農業を途上国の農村リーダー達と実践していることを知りました。

 

その際、ここでなら農業・農村とは何か、開発とは何かを暮らしの中で感じられ、考えられると思いました。また、私も共に有機農業の基礎的な知識と実践による学びを得て、食材が食卓に上がるまでの裏側をきちんと知りたいと思いました。

 

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②英語力とコミュニケーション能力を磨きたかった

 

私は生粋の日本人で、どちらかといえば周りには自分と似た人がいて、居心地のいいコミュニティばかりで過ごしてきました。

何回かの海外旅行はありますが留学経験はなく、日常で使いこなせるような英会話力もありません。国際協力の道に進むには技術も経験も足りないと感じています。

 

一方で、世界中の人々の暮らしには時代や地域、経済状況などによって大きな違いがあります。

ここでも宗教をはじめ皆、国籍、言語、習慣、価値観等の異なる文化がある中で、草の根レベルの農業とリーダーシップについて学びます。

 

そのような多民族多文化の全く新しい環境で、お互いが気持ちよく過ごせるようなコミュニティづくりに関われるか、またそのようなコミュニティの一員となれるか、自分を試してみたいと思いました。

そしてその過程で、英語やコミュニケーション能力、順応力を身につけることができたらと。

 

また、たとえ今後自分の人生でやりたいことが変わったとしても、そのような経験は何をするにしても、どこで生きていくにしても必ず自分の糧になると思いました。

 

以上がまじめな理由です。大体周りに話す理由はこっちですね。

 

そんなにまじめじゃない理由も放出しちゃいましょう。

 

雰囲気が好きで、めっちゃわくわくしたから。

 

これに尽きます。

 

ではまた!