屋久島が、かの有名なジブリ映画「もののけ姫」(1997)の舞台となったことはよく知られています。
森に足を踏み入れば、アシタカの歩いた苔の生えた獣道や、シシ神が現れた深緑の大池のような自然が広がっています。
屋久島の自然といえば、真っ先に検索して出てくるのは「縄文杉」、次に「白谷雲水峡」が多いと思います。
その白谷雲水峡コースにあの【山犬モロ】一族が住み、アシタカも休んだ岩屋があることはご存知でしょうか。
「「黙れ小僧」」のシーンです。
太鼓岩に行って戻ってしまい、意外とスルーされがちなこの「辻の岩屋」。
どのように行けばいいのかを簡単にまとめました。
「辻の岩屋」って?
白谷雲水峡からさらに奥に進み、太鼓岩の近くにある大岩です。
とんでもなく大きく、下に人が入ることのできる空間があります。
ジブリ映画「もののけ姫」の「モロの宿」として知られています。
「辻の岩屋」への行き方
早速この「辻の岩屋」への行き方をご紹介します。
まず一般的な白谷雲水峡トレッキングコースを進んで「太鼓岩」のふもと近くまで行きます。
太鼓岩に着く直前は平地がなく、斜面に伸びるロープや木々をつたいながら山をよじ登る状態になります(ちなみにこの最後の15分はきついですが、行ってよかったと思える眺望です)。
その山登りの前にこんな看板があり、少し開けた場所となっています。
近くには木でできたベンチがあります。
この看板の「楠川分れ」の方向に約3分歩きます。
道なりに飛び石があり、その上を歩きながら段々下っていきます。
すると横たわった巨石がバーンと現れます。到着です。
「「お前にサンが救えるか」」(美輪明宏ボイス)
モロとアシタカが会話するシーンは夜空が見えて空間がひらけていますが、
実際の岩屋は木々が茂った森の中に静かに佇んでいて、今は去った宿主を待っているかのようです。
写真を撮ろう!
岩には近づくことができるので、例えばこんな写真が撮れます。
屋久島の奥地で体を張る女子大生(21)
意外と岩の下は広く、友人と二人で持ち上げることもできました。
まとめ
もののけ姫に登場したモロ一族の住処のモデル地「辻の岩屋」への行き方をまとめました。
屋久島に行く際には縄文杉だけでなく、ぜひ白谷雲水峡にも、
そして白谷雲水峡に行く際には、太鼓岩とこの「辻の岩屋」にも訪れてみてください!