屋久島といえば、島の中心にある縄文杉へのトレッキングが有名です。
どのシーズンもガイドつきのトレッキングツアーが行われていて、一人から気軽に申し込むことができます。
しかし、せっかく来た屋久島。自分のペースで、個人で縄文杉まで歩いてみたいという方のために、当日までにやっておくことをまとめました。
*筆者は2019年3月に、宮之浦の宿→荒川登山口・往復日帰りトレッキングをしました。友人と二人、レンタカーなし、登山初心者。同じような方の参考にしていただければ幸いです。
バスの料金・時刻の確認
荒川登山バス券の購入
まず島に到着したら最初にやっておきたいのが、荒川登山口(トレッキングスタート地)まで向かうバスの料金と時刻の確認と、荒川登山バス券の購入です。
この2つは一緒にできます。
とりあえず以下、筆者の当日のスケジュールを記しておきます。
4:48 島内路線バス(屋久島交通)宮之浦バス停 発
5:29 屋久杉自然館 着(960円)
5:40 荒川登山バス 屋久杉自然館 発
6:15 荒川登山口 着
6:30 準備運動・トレッキングスタート
11:30 縄文杉到着・昼食
12:00 復路スタート
16:00 荒川登山口到着・トレッキング終了
16:30 荒川登山バス 荒川登山口 発
17:05 屋久杉自然館 着
17:10 島内路線バス(屋久島交通)屋久杉自然館 発
17:52 宮之浦バス停 着(960円)
*バスの時刻・料金等は2019年3月時点のものです。
最新の情報を必ずご確認ください。
「屋久島交通 時刻表」の検索結果 - Yahoo!検索
(↑島内路線バス)
屋久島山岳部車両運行対策協議会
(↑荒川登山バス)
宮之浦から荒川登山口までは島内路線バス→荒川登山バスと、2回バスに乗ります。
島内路線バスは、通常のバスのように乗車時に整理券を取り、降車時に現金で料金を支払います。
荒川登山バスは往復券の事前購入が可能です。当日だとバタバタするので、絶対に事前購入をおすすめします。
宮之浦に泊まる方なら、環境文化村センター内にある「屋久島観光協会 宮之浦案内所」に行きましょう。宮之浦港の近くで、AM9:00~PM17:00まで営業しています。
【お問合わせ| 屋久島観光協会
荒川登山バスの往復券がここで事前に購入できます(2019年3月時点で往復1380円)。島内路線バス・荒川登山バスの時刻表、料金表もここでGETできます。
他にも、白谷雲水峡に行く方や、バスを多用する方などにお得な券も教えてもらえます。
縄文杉トレッキングにバスで移動する方は、まずここに立ち寄って、荒川登山バスの往復券を購入し、当日何時のバスに乗って帰るかのプランを立てましょう。
トレッキング装備のレンタル
縄文杉までの道のりは険しいです。高尾山とは段違いです。登山用具を持ってない方は島でレンタルしましょう。
お店によっては前日に行って借りることも、島に到着前からネットで予約することもできます。
以下は必ず持っておくべき装備です。
・トレッキングシューズ
・レインウェア
・リュック
・リュックカバー
トレッキングシューズは自分のサイズに合ったものをちゃんと履いていきましょう。
(筆者は2016年の夏にスニーカーで縄文杉と白谷雲水峡をはしごした際、靴底が裂けました。本当に危険ですので真似しないでください。)
レインウェアは100均のものでも大丈夫ですが、見かけがあまりよろしくないです。デザインが良く透湿性のあるものをレンタルしたほうが、インスタ映えもして歩きやすいでしょう。
筆者は40L登山リュックに付いていたリュックカバーを20Lのリュックに無理やり使ったところ、見事に浸水しました。大は小を兼ねない(教訓)。
一緒に行った友人はリュックカバーを巨大ゴミ袋で代用し、リュックを背負った上からレインウェアを着ていました。防水はできていましたが、物を取り出しにくそうでした。
結論、"サイズの合った真のリュックカバー"を使いましょう。
登山届の提出
個人でトレッキングする場合は、万が一のために「登山届」を提出しておきましょう。
ネットで検索すると色々出てきますが、筆者はこれに記入しました。
http://www.yksm.com/tozan-annai/tozan-todoke.pdf
縄文杉トレッキングで遭難することはないと思いますが、登山前に観光案内所等に届けておくと安心です。
ちなみに屋久島観光センターに提出した際、下山した連絡を入れたほうがいいのか聞いたところ、不要とのことでした。
当日の朝食・昼食の用意、お金を崩す
上記のスケジュールのように、日帰り縄文杉トレッキングはかなり朝が早いです。夜型には地獄です。そのため、前日に食糧を用意しておきましょう。
島内でお弁当を手配することができます。
mintnosotolog.com
宮之浦と安房のお弁当屋さんが詳しくまとめられていたので引用させていただきました。
食べるものを細かく選びたいという方は近くのスーパーで買ったものを持っていくのでもいいでしょう。
その際、お札を小銭に崩しておくと、当日の路線バスの料金を払いやすいです。
まとめ
個人で縄文杉トレッキングをする方は、島に着いたら
①バスの時刻表を手に入れて、荒川登山バスの往復乗車券を購入
②トレッキング装備をレンタル
③登山届を記入し提出
④当日の朝食と昼食を手配、お金を崩しておく
をやって、早めに寝ておけばとりあえず大丈夫だと思います。
あとは「絶対に縄文杉を見て、怪我せずに帰ってくる」という心意気です。
屋久島の森を思う存分楽しみましょう!