東の青から

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わくわくする方へ。国内留学中。

気持ちの整理

 

「こんな人になりたい」と思うこと

 

つくづく自分は「こうなりたい、ああなりたい」がたくさんある、良い意味でも悪い意味でも人間くさい人間なんだなと感じる。

 

他人を気遣える人。

周りの人を笑顔にする人。

 

いま目指しているのはこういう人だ。

 

でも実際、上記のような人たちは先天的にもっている資質なのか、「そうなりたい」と思ってそうなったのではない気がする。

みんな自然で、作ったような振る舞いには見えない。

 

だから、「そうなりたい」と考えているうちはその人たちのレベルには辿り着かないのか?とも思ってしまう。

 

 

バランス

 

何か壁にぶつかったとき、無意識のうちに改善しなければ、と動いている。

 

自分を変えるための方法を探し、時には周りにアドバイスをいただいて、行動に移す。

 

でもその改善が上手くいかず、さらに失敗を重ねると精神的にきつくなっていく。

 

次第にメンタルがやられていくと、改善の行動だけでなく、普段できていたことすらままならなくなることもある。

 

自分のすべてを否定してしまいがちなのだ。

 

普段調子に乗ってるだけに、私の自己肯定感のジェットコースターは富士急のFUJIYAMA並だ。落差が半端ない。

一度下ってしまうと勝手に泣けてきて止まらないから本当に面倒くさい。

 

だから改善でもバランスが大切だ。

できることはできる、そう胸を張って自信を保とう。

 

 

 今のうちに挫折を知れたこと

 

ただ一方で、ここで壁にぶつかってよかったとも思うのだ。

 

社会に出たら壁なんていくらでもある。

理不尽なことだってたくさん起こるだろう。

 

学生のうちにたくさん揉まれて鍛えられて、転んでもまた立ち上がって前に進む自分なりの方法を知る。

その方が、社会人になっていきなり挫折するより絶対いい。

 

今やられすぎたら元も子もないんだけど…笑

 

そんな訳で、学生時代は練習。

 

 

そう考えると、大学に入って、東京に来てよかった。

 

地元では挫折なんて考えたことなかったし、とりあえず楽しかった記憶しかないからな…笑

 今の性格でも充分やっていけていて、それが自分の強みだとも思っていた。

 

でもそれだけじゃやっていけないこともある。

もっと自分を良い方に変えて、大人にならないといけないことが。

 

 

「ピンチはチャンス」とまでは思えないけど、今の壁は、将来のための必要な経験なのだろうということにしている。

 

だから逃げちゃだめだぞ自分。

大きくジャンプするには一回深く沈むって言うし、ここが正念場だ。

 

いざとなったら助けてくれる人たちもいる。大丈夫。

 

とりあえず締めに、その助けてくれる人の一人の、尊敬する先輩のシンプルな言葉を拝借しよう。

 

「元気に生きましょう!」

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【屋久島】縄文杉登山で悟った3つのこと【往復9時間4万歩】

 

先日、友人と屋久島に旅行しました。

 

2日目に、かの有名な縄文杉までトレッキング。

屋久島の真ん中にある縄文杉までは、登山口から歩いて平均10時間かかります。

 

その日は夜明け前から大雨&強風でした。

悪天候は大きな危険を伴いますが、徐々に回復するという予報だったので断行。

 

行きに5時間、帰りに4時間。

雨に打たれながら、ただひたすら友と歩き続けた中で、哲学的に悟ったことがあったのでまとめます。

 

 

 

 

 

レールの上より道なき道を歩く方が楽しい

 

縄文杉へのルートはいくつかあるのですが、私達が行ったのは片道11km、往復22kmのルートでした。

その22kmのうち、16kmはロッコで、レールの間に敷かれた木の板の上を歩きます。

 

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こんな道が延々と続きます。

 

平坦な道で、障害物もないので歩きやすいのですが、本当に長すぎて今どのくらい来ているのか分からなくなります。

 

暇なので、脳内にどうでもいいような疑問や考えが泡沫のように浮かんでは消えていきます。

 

しかし、ボーッと歩いていると濡れた木の板上で滑ります。2回ほどヒヤッとしました。

 

このトロッコ道いつまで続くんだ…と呆れかけた頃、突然木の板が途切れました。

この道が終わったら、縄文杉までの残り3kmは山道です。

 

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こんな感じ。

 

この自然の石や木の上を辿っていくような獣道が面白いのなんの。

踏む位置を間違えれば大怪我につながるので、必然的に目の前の道らしき跡に集中します。

 

足元を見過ぎて変なルートで登ってしまったり、逆に遠くを確認した途端、水たまりに突っ込んだり。

 

踏んだり蹴ったりでしたが、先の決まっている平らなトロッコ道より何倍も楽しく、歩きがいがありました。

 

人の生き方もしばしば道に例えられますが、こんな人生の進み方もありだなと、ふと思ったのを覚えています。

 

 

辛い時は一人で抱え込まず、友達を頼る

 

道なき道を行くのも楽しかったのですが、次第に朝6:30からロクな休憩も取らず歩き続けた反動がやってきます。

(常識ある皆さんはちゃんと休みながら歩きましょう)

 

一歩を踏み出す足が重く、段差を登るのもやっと。中・高6年間運動部でバリバリやってきた矜持が打ち砕かれました。

 

そんな時に心強かったのが、一緒に歩いていた友達の存在です。

彼女は中・高ソフトテニス一筋で、関東大会の経験あり。県大会止まりの卓球部員とは違います(バリバリの定義とは)

 

気心の知れた仲なので、なかなか縄文杉まで着かない愚痴と弱音を言いまくりました。笑

 

 

私「さっきすれ違った人、あとちょっとって言ってたのに全然ちょっとじゃない!きつすぎる…」

 

友「あと2kmとか定量的なのがほしいよね(笑)

  まあでもそれだけぶつくさ言えてるってことはまだ元気ってことじゃん」

 

私「確かに。ほんとにきつかったら無言になるわ(笑)」

 

 

 

こんな感じの会話を繰り返しながら進んでいきました。

 

もし自分一人だったら、絶対に縄文杉までたどり着くことはできなかったでしょう。

 

しんどい時に友達を頼る大切さを学び、また、友達が苦しい思いをしているときは、今度は自分が力になりたいとも思いました。

 

 

 ゆっくりでも前に進み続ければ、いずれゴールに辿り着く 

 

しとしとと降る屋久島の雨の中、次第に音を上げ始めた右膝をなだめながら歩き続けます。

 

ガイドさんなしの個人で歩いていたので、あとどのくらいで縄文杉なのか検討がつきません。

終わりがみえない恐ろしさとでもいいましょうか。

「シジフォスの岩」を思い出したくらいです。

シーシュポス - Wikipedia

 

道行くすがら、どこかの神社のご神木レベルの屋久杉がたくさんあるのですが、私は何度か

「もうこれ縄文杉でよくない?」

と冗談半分本音半分で言ってました。縄文杉、ごめん。

 

そのくらい長かったのですが、たどり着きました。11:30AM。

放心状態で眺めたその巨木は……以下省略(感想は人によって異なるので、興味のある方はぜひご自身の目で、身体で感じてみてください)

 

辛くても、ゆっくりでも、歩いていればいつかはゴールに着く。

 

当たり前のことを全身で体感しました。

 

 全身で体感したから、忘れなくなりました。

 

 

まとめ

 

縄文杉登山の記憶は、縄文杉を見たときの印象強さももちろんありますが、その往復路もとても心に残っています。 

 

普通に暮らしている人ならば、一日に9時間、4万歩歩くことはめったにないでしょう。

 

友達とも話したのですが、もし自分に子供ができたら、縄文杉登山を若いうちにぜひ経験してみてほしいなと思いました。

 

最後に、帰り道にて木々の間から見えた、雨上がりの屋久島の空を。

 

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【ブログ運営】1ヶ月間記事を一日おきに投稿してわかった3つのこと

2月6日から3月6日までの1ヶ月間、当ブログの記事を一日おき投稿してみました。

2日に一回、1記事を投稿するということですね。

 

そこからわかった3つのことを、毎日投稿と比較しながら以下まとめました。

 

 

1. PVが安定しない

 

よくブログは毎日投稿して、記事を増やし続けることでPVが着実に増えていくと聞きますが…

 

一日おき投稿の私の場合…

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減っています。

 

一時は一日150PVに迫る勢いがあったんですが…。

 

はてなブログには、おすすめブログの新着欄がありますが、あそこにのるなら毎日投稿一択だと思います。

 

このブログより後にブログを始めた方が、あの欄にのって、あっという間に読者100人や月3000PVに到達するのを指をくわえて眺める日々です。

 

まあ個人的には、のったらのったで調子にものってしまうので、これくらいが丁度いいということにしています。

 

 

2. ネタが尽きない

 

私は、日頃考えた記事テーマをメモのように、はてなブログアプリの下書きにためています。

 

通常はその下書きから記事を書くのですが、どこかに行ったり何かを体験したときは、その思い出の投稿を優先しています。

 

そのような場合、一日おき投稿だと、下書きを長期間ためておくことができます。

 

毎日投稿している方よりはネタ切れの心配が少ないです。

 

 

3. 無理がない

 

ブログ記事を一日おきに投稿するだけの簡単なお仕事です。

一回投稿すると次の日は休みなので気持ち的に楽です。

 

投稿日が忙しいというときも、その前日に予め書いておけるので安心です。

 

 

最後に

 

「PV安定しない」「ネタが尽きない」「無理がない」と図らずも「3ない」になりました。

 

一日おき投稿は、

 

・毎日投稿はちょっとしんどい

・ブログは続けたいけど、普段の生活を疎かにしたくない

 

という方におススメです。

 

投稿頻度でお悩みの方は、ぜひ一度お試しください。

 

 

 

【身近な行動心理学#2】全米が泣いた : バンドワゴン効果

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身近な行動心理学シリーズの第2回目です。

 

行動心理学とは

人間は、直感感情といったものに行動が左右されます。

 

人間の様々な判断や行動を心理的側面からアプローチし、そのメカニズムを明らかにしていくのが行動心理学です。 

 

このシリーズの記事では、行動心理学的に名付けられている効果や概念などを一つずつ紹介していきます。

(ちなみに自分は「行動経済学」という形でそれらを学ぶ機会があったため、ブログにアウトプットすることにしました)

 

バンドワゴン効果

 

今日紹介するのはこちらです。

 

バンドワゴン効果ある選択肢の支持が増えば増えるほど、その選択肢への支持がより高まっていく現象。

 

バンドワゴンとは、パレードで先頭を歩く楽隊車のことです。「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る、多勢に与するといった意味で使われます。

 

この効果を活用しているマーケティングはあちらこちらに見られます。

 

よくあるのだと、

 

全米が泣いた

「当店の人気No.1商品です」

「今韓国で大流行中!」

 

といった作品、商品のポップ・キャッチコピーです。

 

みんなが良いと言っているから良いと思ってしまう。流されやすい人間の心理を突いています。

 

特に日本人はバンドワゴン効果に影響されやすい気がします。

周りに流されるのもありですが、本質を見極める目も大切ですね。

 

 

以上、【身近な行動心理学#2】バンドワゴン効果でした。

 

 

 

時期が来たから就活をする?

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昨日、3月1日から本格的に2020卒の就職活動が始まった。

 

街を歩いていても、カフェに入っても、私と同年代の人がリクルートスーツを着ている姿をよく見かける。

 

就活をしていない者の戯言でしかないのだが、この国の、同学年が一斉に就職活動をするというのは不思議だ。

 

皆3年前に大学に入学し、その3年間でしてきたことは本当に人それぞれだ。

 

なのになぜ全員がまたスタートラインを揃えるのだろう。

 

まだ大学のうちにやってみたいことはあるけれど、とりあえず時期が来たから就活をする。きっとそのような理由で動いている人も多いのではないだろうか。

 

 

企業側もしかり。やっている事業はそれぞれ異なるのだから、採用だって独自のスケジュールで行っていいのでは。

 

実際にそのような企業が増えているから就活ルール廃止の運びとなったのだろう。

 

 

一方で、そうなると学生側は「就職のための大学生活」という側面も強くなる。企業が大学1年からインターンなどで囲い込みを始めれば、学生だって焦る。

 

早いうちから社会とつながるのはよいことだと思うが、個人的には友人から聞いた「大学は人生の夏休み」という言葉も好きだ。

 

数年後の就職にとらわれて、やりたいことができなくなったら寂しいなと思ってしまう。

 

 

書いてたら世界各国の就活についても興味が出てきた。詳しく調べてまとめてみよう。

 

 

ストレスフル大学生がおすすめするYouTube癒し動画3選

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もう2月も終わり3月が始まりますね。

 

つまり花粉の飛散が始まります。悲惨。

 

今日はこれからのストレスフルな毎日をリラックスさせるYoutubeチャンネルをご紹介します。

 

ちなみにここで言う癒やしはかわいい系の癒やしです。

 

 

 

 

Momo and Tenももと天(柴犬と黒猫)

 

ももと天は、柴犬のももちゃんと黒猫の天くんの日常を投稿しているチャンネルです。

登録者数23万人(2019/02/28現在)。

 

500本近くアップロードされているんですが、ここの動画はとても平和なんです。

 

とにかくももちゃんと天くんの仲が良すぎて、犬派と猫派のユートピアここに極まれり。

 

お散歩動画も日本家屋のおうち動画もほんわかしています。

 

撮影しているママさんの撮り方も素敵で、あと声が声優かと思うくらいかわいい。

 


柴犬もも ももをうちに迎えた日 Puppy Dog Momo's First Day at Home

 


猫が好きすぎて離したくない柴犬 dog and cat are best friend

 

 

RyuzoArts(コールダック)

このチャンネル主さんは世界最小のアヒル、コールダックをペットとして飼っている方です。

 

よちよち歩き、手から直接小松菜を食べているアヒルさんたちに一目惚れします。

 

グワグワ鳴いているのもかわいい。手乗りアヒルほしい…

 


【コールダック】モコちゃん、手乗りに成功!

 


小松菜を見て叫びながら猛ダッシュするコールダック(ライブ名場面2018.12.30)

 

 

 boriboriwo(ハンバーガーを食べる男の子)

最後のチャンネルは二人の息子さんの成長を動画にあげています。

 

下の動画がおすすめです。再生回数が535万回!(2019/02/28現在)

 


世界一ハンバーガーをおいしそうに食べる1歳児

 

なんでこんなに子どもってかわいいんだろう…。あと画質が良すぎます。

これは8年前の動画で、1年毎にハンバーガーを食べる動画を投稿されているのでそちらもぜひ!

 

 

最後に

 

疲れたときは上の3つのチャンネルで癒やされます。

他にもこんな動画があるよ!というものがありましたら教えてください。

それでは!

 

【身近な行動心理学#1】「今日の試験ノー勉だわー笑」: セルフ・ハンディキャッピング

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今日から不定期に、シリーズで短めの記事を書いていきます。

 

題して、【身近な行動心理学】シリーズ!

 

行動心理学とは

 

人間は、直感感情といったものに行動が左右されます。

 

人間の様々な判断や行動を心理的側面からアプローチし、そのメカニズムを明らかにしていくのが行動心理学です。 

 

このシリーズの記事では、行動心理学的に名付けられている効果や概念などを一つずつ紹介していきます。

(ちなみに自分は「行動経済学」という形でそれらを学ぶ機会があったため、ブログにアウトプットすることにしました)

 

きっと皆さんも体験したことのあるものばかりです。

 

ではさっそくいってみましょう。

 

 セルフ・ハンディキャッピング

 

今日の身近な行動心理学はこちらです。

 

 セルフ・ハンディキャッピング…ある行為の結果として、自己のイメージが壊されることが予期された場合に、あらかじめハンディキャップがあるような主張や行動をすること。

 

このセルフ・ハンディキャッピングには2つに分けられます。

 

1. 主張的セルフ・ハンディキャッピング

自分のイメージが壊されると予想したとき(=試験で悪い点を取ってしまうかも)、

 

「今日の試験ノー勉だわー笑」
「教科書一回しか読んでねえwww」

 

などと事前に周囲の人に主張することによって、

 

・結果が悪かった場合→予防線を張っているので周りからの評価は下がらず、自尊心が守られる

 

・結果が良かった場合→思ったより自分やるじゃん!と満足する

 

2. 獲得的セルフ・ハンディキャッピング

獲得的セルフ・ハンディキャッピングは、自分の理想的なイメージが壊されると予想したとき、あえてその理想状態から遠ざかるような行動をすることです。

 

ありがちなのが

・試験前に普段は絶対にしない部屋の掃除を始める

・明日締切のレポートが終わってないのに突然クッキーを作り出す

とかですかね。 

 

そうすることで自分から(=セルフ)ハンデを生み出します。

1と同様に、失敗しても自分を守れ、成功したらハンデがあったのにうまくできた!と自己評価を高められます。

 

 

どちらのセルフ・ハンディキャッピングもとても便利なので、無意識にやっていたという方も多いのではないでしょうか?

 

 自分もそうなのですが、己の理想像やプライドが高かったりすると現実とのギャップができてしまい起こりやすい気がします。

 

ちなみに主張的セルフ・ハンディキャッピングは、実際に努力しているのにやると周りから反感を買うので気をつけましょう!

(高校のテストでノー勉と言ってたのに満点だった友達はさすがに勉強しただろと思いました笑)

 

 

以上、【身近な行動心理学#1】セルフ・ハンディキャッピングでした。

 

 

 

「英語は器。その器に何をのせるか」

 

今月からオンライン英会話を始めた。

 

今習っているのは初級の日常英会話。

中学英語をスピーキングで復習しているような感じだ。

 

1レッスン25分なのだが、サクサク進むと数分余る時がある。

 

そんな時、講師の先生は

「どうする?残りの時間は今日の復習か、フリートークか…」

と尋ねてくれるので、私はきまってこう答える。

「フリートークがしたい」と。

 

 

フリートークを選ぶのは、かつて言われた言葉が心にあるからだ。

 

高校時代、日本語の弁論大会に出たときだった。

 

国際理解がテーマの大会だったからか、引率の先生は英語の先生だった。

 

出番を待つ休憩時間に、雑談をしていた。

 

 

「私は自分の意見を人に伝えるのは好きなんですけど、日本語だからできるのであって、英語だとあんまり自信がないです」

 

その時先生は、こう言った。

 

 

英語はあくまで言語だから、器なんだよ。

 

その器が人によって、白いお皿だったり、木の器だったり、漆器だったりする。

 

自分にとって最適な器を作ることも大切だけどね、〇〇さん。

もっと大切なのは、その英語という器の上に、何をのせるかだよ

 

 

ハッとした。

 

誰にとっても完璧な器なんてない。どんな英語かは使う人それぞれなんだ。

 

そして英語だけができたって、話すこと、話したいことがなければ何も始まらない。

 

今の私は、のせたいものは一応あるけれど、それをのせる器がない。

 

伝えたいことを伝えられるように、世界標準のスタートラインに立つために、まず英語を学ぼう。

そして自分ももっと磨こう。

そう思った。

 

 

 

あれから5年経った今でも、先生の言葉は忘れない。

 

 

 

フリートークをする度に考える。

 

 

私は昨日、まだ未完成な器に、何をのせられただろう。

 

 

明日、ちょっとマシになった器に、何をのせられるだろう。

 

 

私は今日も作っていく。

 

 

まっすぐに相手に届く、シンプルな器を。