今日から不定期に、シリーズで短めの記事を書いていきます。
題して、【身近な行動心理学】シリーズ!
行動心理学とは
人間は、直感や感情といったものに行動が左右されます。
人間の様々な判断や行動を心理的側面からアプローチし、そのメカニズムを明らかにしていくのが行動心理学です。
このシリーズの記事では、行動心理学的に名付けられている効果や概念などを一つずつ紹介していきます。
(ちなみに自分は「行動経済学」という形でそれらを学ぶ機会があったため、ブログにアウトプットすることにしました)
きっと皆さんも体験したことのあるものばかりです。
ではさっそくいってみましょう。
今日の身近な行動心理学はこちらです。
セルフ・ハンディキャッピング…ある行為の結果として、自己のイメージが壊されることが予期された場合に、あらかじめハンディキャップがあるような主張や行動をすること。
このセルフ・ハンディキャッピングには2つに分けられます。
自分のイメージが壊されると予想したとき(=試験で悪い点を取ってしまうかも)、
「今日の試験ノー勉だわー笑」
「教科書一回しか読んでねえwww」
などと事前に周囲の人に主張することによって、
・結果が悪かった場合→予防線を張っているので周りからの評価は下がらず、自尊心が守られる
・結果が良かった場合→思ったより自分やるじゃん!と満足する
獲得的セルフ・ハンディキャッピングは、自分の理想的なイメージが壊されると予想したとき、あえてその理想状態から遠ざかるような行動をすることです。
ありがちなのが
・試験前に普段は絶対にしない部屋の掃除を始める
・明日締切のレポートが終わってないのに突然クッキーを作り出す
とかですかね。
そうすることで自分から(=セルフ)ハンデを生み出します。
1と同様に、失敗しても自分を守れ、成功したらハンデがあったのにうまくできた!と自己評価を高められます。
どちらのセルフ・ハンディキャッピングもとても便利なので、無意識にやっていたという方も多いのではないでしょうか?
自分もそうなのですが、己の理想像やプライドが高かったりすると現実とのギャップができてしまい起こりやすい気がします。
ちなみに主張的セルフ・ハンディキャッピングは、実際に努力しているのにやると周りから反感を買うので気をつけましょう!
(高校のテストでノー勉と言ってたのに満点だった友達はさすがに勉強しただろと思いました笑)
以上、【身近な行動心理学#1】セルフ・ハンディキャッピングでした。